2014年。
発語のない、自閉症・重度知的障害のある次男の子育てが始まりました。
それは私にとって「違い」を知る旅のはじまりでもありました。
寝ない・食べない・伝わらない・伝えられない・分かり合えない・わからない
感じ方や伝え方、世界の見え方がこんなにも違うんだ。
それに気づいたとき、私自身の価値観も揺れ、広がっていきました。
「この子は何を感じ、何を伝えたいと思っているのか」
その気持ちを大切にコミュニケーションを一から育む日々が始まりました。
そして今、思いを伝え合い、笑顔あふれる毎日を目指して
サインや発語に繋がる土台を育む
絵カードコミュニケーションスタート講座を開講。
発語がなくても思いはある。
模倣が苦手でも伝えてくれる。
視線があわなくても、じっとできなくても
伝え合える関係は築ける。
ことばは生活。
日常にあふれさせよう。
会話をしよう!
同じ母だからこそ
お母さんたちと分かり合える思いがあるし、
うまくいかないポイントだったり、
その時に大切にしてほしいことも
伝えることができる。
子どもの気持ちも大切に。
そして、お母さん自身の気持ちも大切にできるのは
私自身が苦しかった経験をしてきたからこその強みです。
あの時、
「わかってほしかった」「寄り添ってほしかった」
その想いが、
今、あなたに寄り添う力になっています。
子どもとの関係に、
子どもとの将来に、
未来を信じ、望める自分に。
同じように悩むお母さんたちと
気持ちを分かち合いながら
光に向かって笑顔で進む仲間をふやす。
それが、私の願いです。